インドネシア残留元日本兵を訪ねて
本, 長 洋弘
によって 長 洋弘
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内容(「BOOK」データベースより) 彼らは異国で何を思い死んでいったのか。20年をこえる現地取材が織りなす戦争と人間のドキュメンタリー。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 長/洋弘 1947年埼玉県に生まれる。1968年谷川岳の山岳ガイド高波吾策に師事。1970年~79年スキー、子どもの写真展を各地で開催。1979年国際児童年記念写真展大賞受賞。1982年~85年インドネシア・ジャカルタに滞在。1991年~94年サウジアラビア・ジェッダに滞在。1995年「帰らなかった日本兵」で林忠彦賞受賞。2003年「こーらんの国から」で土門拳文化奨励賞受賞。2006年平成18年度社会貢献者表彰受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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仕事でインドネシアに住んでいたことはあるが、恥ずかしながら、この本を読むまで、インドネシア残留日本兵のことはほとんど知らなかった。第二次世界大戦の日本敗戦時に、インドネシアにいたかなりの数の元日本兵が、日本に帰れず、あるいは帰らず、インドネシア独立戦争の混乱に巻き込まれていった。23年間で150人の残留日本兵に取材したというこの本を読むと、インドネシアに残留した理由も、その後の運命も各人各様だが、遠い異国の地で彼らがたどってきた時代と社会の全体像が見えてくる。またそれは、写真家である著者による元日本兵と、その家族や背景の町並みの写真によって、より直截に、われわれに迫ってくる。残留元日本兵約1,000人のうち、2007年7月時点の生存者はわずか6人という。人々の記憶からこぼれ落ちていきそうな歴史をていねいに拾い集めて編まれたこの記録、一人でも多くの日本人に読んでほしい。
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