フジモリ式建築入門 (ちくまプリマー新書 166)
本, 藤森 照信
によって 藤森 照信
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内容紹介 建築物は、どこにでもある身近なものだが、改めて「建築とは何か?」と考えてみるとこれがムズカシイ。ヨーロッパと日本の建築史をひもときながらその本質に迫る本。 内容(「BOOK」データベースより) 建築ってなんだろう?日本とヨーロッパでの、ダイナミックな進化の歴史をたどり、その本質に迫る。 著者について 1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 藤森/照信 1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年“神長官守矢史料館”で建築家としてデビュー。97年には“赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)”で日本芸術大賞、2001年“熊本県立農業大学校学生寮”で日本建築学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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いつものとおり、著者の語り口は平易である。初めに、「建築とは何か」という問いに対し、古いこと、大きいこと、長持ちすること、美しいこと、の4つを挙げる。そしてその4つの総合力により、人間に「懐かしさ」を担保する、記憶の器としての建築という概念が示される。本書は、ヨーロッパの主として宗教建築の歴史と、日本の住宅の歴史の2部に分かれている。王権のオブジェとしてのピラミッド、木造建築を石で模すところから始まったギリシャ建築、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、新古典主義と来て、一旦西洋建築の「死」を宣告する。日本の住宅は、竪穴式と高床式の使い分けとそれぞれの発展、貴族のための寝殿造、武士のための書院造、趣味の茶室と数寄屋造までを追う。つまり、本書の取り扱う範囲は近代建築誕生前までであり、そういう意味でも「入門」となっている。本書より判型が大きいと思われる他書から引用の解説図がわかりにくいのが難。
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