ルクセンブルク語入門
本, 田原 憲和
によって 田原 憲和
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内容紹介ルクセンブルク語文法の入門書。ごく基本的なルクセンブルク語のルールから始まり、さまざまな文法構造を学んでいく。各課の終わりには練習問題を準備。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)田原/憲和 立命館大学准教授(ドイツ語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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以下は、ルクセンブルク語入門に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
語学専門書の老舗、大学書林から、先月(2013年2月)出版されたばかりの、言語人口30万人の少数言語ルクセンブルク語の、おそらく最も新しい文法書。従来、ドイツ語の一方言とされていたが、近年、ルクセンブルク語として独立したという(ナントカ語が独立した言語か、ある言語の方言かの区別・意義は、黒田龍之助著「はじめての言語学(ISBN-10: 4061497014)」に詳しい)。フランス語の語彙を多く含むうえに、正書法がドイツ語と違ってしまったので、普通のドイツ語学習者には若干分かり難いが、仏語学習歴が相応にあれば多少は楽である。母音が重なる(aa,eeなど)正書法はオランダ語に似ているが、ルクセンブルク語は低地ドイツ語ではなく高地ドイツ語の一方言だという。このへんは私のようなただの語学好き素人には難解だ。ゲルマン語が趣味の人、なかでもドイツ語の方言が好きな人や、独仏の両方を手掛けている愛好家には、お薦めの1冊と言える。なお、本書は入門書ではあるが、飽くまで文法書であり通読書ではないので、寝転んで読んでも頭に入ってこない。購入時は、注意が必要である。(もっとも、こんな少数言語のテキストを3000円以上出して買うような人が、間違えるとも思えないが)本文の後に、大学書林の語学参考書60余冊の広告ページがあり、これがまた食指をそそる。たとえば「古アイスランド語入門」「低地諸国(オランダ、ベルギー)の言語事情」「ドイツ語の諸相」「ドイツ中世恋愛抒情詩撰集ミンネザング」u.s.w.ゲルマン語愛好家なら、何冊かは買い求めて座右におきたいものである。このような、絶対儲からないであろう(これから先、10年間で1000冊も売れるだろうか?)専門書を新たに刊行した大学書林に、敬意を表する次第。
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