昭和16年夏の敗戦 (Bigman ブックス)本ダウンロード無料pdf

昭和16年夏の敗戦 (Bigman ブックス)

, 猪瀬 直樹

によって 猪瀬 直樹
3.8 5つ星のうち 152 人の読者
以下は、昭和16年夏の敗戦 (Bigman ブックス)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
"現実の内閣と、模擬内閣はほとんど同時に発足し、対照的な結論に向かって歩を進めていく。ただこの時点で、二つの内閣の閣僚たちは、ともに自らの運命を知る由もなかった"1983年発刊の本書は、空気による意思決定の危険性、歴史から学び、現在に活かすことの大切さを伝えてくれています。個人的には、最近の政治や企業における不祥事を指摘した記事で本書が引用されていた事、また知ってはいたが実は未読であった事から手にとったのですが。太平洋戦争開戦の裏で行われていた、若く優秀な30代の人材が集められた総力戦研究所におけるシミュレーション(と実際の比較)に焦点を絞っている本書は、今と同じく【誰も意思決定しないが、誰かに罪を被せるのは得意な】この国の姿が浮かび上がっていて、読みやすくわかりやすかった。また本書では、せっかくの様々なしがらみを廃したエリート組織によって導き出された結果が正確な予測であったにも関わらず結局【合理的な判断より政治が優先されて】活かされなかったわけですが。対照的な例として『江戸の読書会』で紹介されていた【身分制社会の中ではきわめて特別な、対等で自由な場所であった】会読での議論が近代国家へと続く明治維新に繋がったのと比較して、何とも皮肉な結果だと感じました。敗戦の昭和から平成の終わりまでを個人的には総括したい誰か、あるいは現在も続く政治や企業での不祥事が『なぜ起きるのか?』とかを考えている誰かにも、はたまた無駄な会議に参加して、やれやれ気分なビジネスマンにもオススメ。

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